◆専門店も増える1パチ……あなたの打ち方は間違っている!?
1円パチンコがスタートして約12年。開始当時はホールの片隅にひっそりと設置されていた1円パチンコも、今となっては専門店ができるほどにまでシェア率が上昇しました。
パチンコ人気は右肩下がりの昨今ですが、1円パチンコは稼働率良好の店舗が多くあります。人気の理由として「気軽に遊べるから」ということが1番に挙げられるでしょう。絶対にお金が戻ってくることのないゲームセンターのメダルゲームで数千円使うのなら、少しでも戻る可能性のある1円パチンコをやった方が良い。そんな理由で始めた人も多いと思います。
確かに2万~3万が簡単に吸い込まれてしまう4円パチンコと比較した場合、大負けしても1万円くらいで収まる1円パチンコは、パチンコ“遊技”に近いのかもしれません。
ただ、ギャンブルというのは金銭感覚が麻痺してしまうもの。「3000円負け」と簡単に言ってしまいますが、食費として考えたらそこそこのものが食べられます。いくら1円パチンコだからといって、毎日打って負けていたら月に3万円くらいの出費となってしまうわけで……。
ただ単に遊ぶための費用としては、決して安くありません。そこで今回は、少しでも1円パチンコを長く楽しむために、パチンコの基本的な打ち方について書かせていただきます。回転率などの状況も考えると“必勝法”と呼べるものはありませんが、間違った打ち方をするよりは明らかに収支が上向くはずです。
◆貯玉サービスを使えば年間4万円以上もお得!?
1パチ遊技を趣味とする人達は、基本的な節約術すら実践していない人が多くいます。
一例として挙げたいのは、貯玉サービスの活用について。ご存知の方も多いと思いますが、その日出た玉を換金せず会員カードに貯めれば、翌日以降も利用することが可能なサービスを実施しているホールが多くあります。等価交換のホールの場合、得することはありませんが、換金ギャップのあるホールでは確実にお得です。
例えば東京都の場合「換金率上限は0.89円・再プレイ上限は2500玉」という規則があります。この場合、仮に毎日貯玉を2500玉使用した場合、1日あたり300円お得になる計算です。週に3日間打つ場合、年間で約4万6000円もお得になります。
日常的にパチンコを打つ人からしたら「何を今更……」と思うでしょうが、1ぱちユーザーは貯玉していない人がほとんどなのです。「1パチだから……」と言って、このサービス活用しないと損なので、行きつけの数店舗は会員カードを作り、貯玉することをオススメします。
◆止め打ちなどの技術介入は積極的に!
パチンコには様々な技術があります。私自身、ガチなプロというわけではないので、ここについて深く語ることはできません。しかし、一つ言えることは「1円パチンコで技術を駆使した打ち方をしている人はほぼいない」ということです。
仮に4円パチンコでプロの打ち方をした場合、店員さんから注意されることが多くあります。それはプロがいることによって店側が損をするから。しかし1パチは、損をする割合が4円パチンコに比べて4分の1にしかなりません。私は今回の記事を書くにあたり、1パチが導入されている10店舗で実戦し、店員さんが見ている目の前であからさまな止め打ちやひねり打ちを試みましたが、一切注意されませんでした。
店舗にもよりますが、基本的に『1パチで技術介入を注意されることはない』と思ってもらって大丈夫です。ここでも「1パチだから……」といってお金を捨てるような打ち方はせず、少しでも技術を向上させようと努めれば、より長くパチンコ遊技を楽しむことができる、ということです。
◆打つなら1パチ専門店がオススメ!
現在のパチンコホールにおける1パチは、一部のコーナーに設置されているケースがほとんどです。しかし中には“低貸専門店”なるものが存在します。さて、どちらの方が勝てると思いますか?
個人的には「専門店で打つ方が確実に勝率が高い」と言い切れます。理由として、一般的なホールにおける1円パチンコは“オマケ”でしかないため、回転率が著しく低い台がほとんど、というホールがあるからです。とりあえず1パチを設置すれば、パチンコの勝ち方を知らない人がお金を落としてくれるだろう……。そんな理由で設置している1パチを日常的に遊技して勝てるわけありません。それとは対照的に、1パチを“生業”とする専門店は、お客さんに勝ってもらえるような台を用意しなければ常連客の獲得には繋がりません。
つまり、専業として1パチを営むホールには、台選びさえしっかりと行えば、期待値がプラスになる台が転がっている可能性が高いのです。もし近くに専門店があれば、そちらで打つことをオススメします。
◆回転率をチェックする!
繰り返しになりますが、1パチを好むユーザーは楽しむことが優先であり「これくらいのお金なら負けてもいい」という人がほとんどです。しかし「これくらいのお金」も積もり積もれば多額の出費となります。つまりパチンコで勝つために必要不可欠である回転率の計算は、1パチであれ必ず行ったほうがいいのです。
一例として、0.89円交換のホールで『真・北斗無双 第2章』を6時間実戦した場合、200円あたり15.8回、1000円あたり79回がボーダーラインとなります。つまり、このラインに到達している台で実戦した場合、平均収支がプラスマイナス0円になるということ。この数字を念頭においてに打つだけでも、収支は確実に上向くと思います。
ボーダーラインを気にして1パチ実戦をする人なんてほとんどいない中で、少しでも気にして打つことは、パチンコを長く楽しむコツとなるのです。
以上のような、基本的なポイントを踏まえて実戦するだけでも、収支は確実に上向きます。上手く店選びや台選びが出来れば、プラス収支にすることも可能なのです。
そもそも1パチの存在意義は、パチンコを低予算で楽しめること。そして基本的な要素をしっかりと抑えれば、さらに低予算で楽しむことが可能となります。「1パチは負けてもいい」という間違った考え方を捨てることが、長くパチンコを楽しむためのコツになると思いますので、是非参考にしてみてください。
【セールス森田】
2015年、テレビ大阪「パチの穴」にて開催された「全国パチンコライターオーディション」決勝進出。その後、2016年に『ぱちんこオリ術メガMIX』誌でライターデビュー。信頼度のパーセンテージを他の話題に例える一芸を武器に、着々と活躍の場を広げつつある若手ライター。Twitter:@mori_ponzu
(出典 news.nicovideo.jp)
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