完全アウェー&大荒れの中でも、礼儀正しさを貫いた姿を世界が称賛
テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス決勝で世界ランク19位の大坂なおみ(日清食品)が元世界1位の女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)に6-2、6-4でストレート勝ち。日本人史上初となるグランドスラム制覇を成し遂げた。
苛立つセリーナはラケットを破壊。コーチングバイオレーションを巡り、主審に試合中に罵声を浴びせてゲームペナルティを受けるなど大荒れだった試合で、冷静さを保ち、頂点にたどり着いた20歳のシンデレラガールに称賛の声が集まっている。
「レッツ・ゴー・セリーナ」の合唱も巻き起こった絶対アウエーで、大坂は冷静さを保った。夢にまで見た憧れ、セリーナとの頂上決戦。ついにやってきたマッチポイントで大坂は鋭いサービスを放つ。ラケットを合わせるのがやっとだったセリーナ。リターンに失敗した瞬間、大坂の優勝が決まった。
セリーナは主審に対する再三の暴言に加え、ラケットも叩きつけて破壊。ペナルティを受ける大荒れの展開で、勝利の瞬間、大坂は笑顔を隠すように、サンバイザーを目深に被る。礼儀正しく一礼しながらネットに歩み寄ると、セリーナから抱きしめられた。
セリーナ劇場にも動揺せず。サービスもショットも冴え渡り、20歳で戴冠の瞬間を迎えた大坂に、ツイッターでは世界中から称賛の声が集まっている。
「ナオミ・オオサカ、あなたこそ女王だ。おめでとう。王者のように戦ったよ」
「ナオミは私の新たなヒーローだ」
「ナオミは謙虚さの定義ね」
「ナオミは優勝したことで謝る必要ないのに。チャンピオンになったことで動揺する姿は見ていて辛い」
「私はナオミ・オオサカを称賛したい。米国でアウエーの観衆の前でセリーナ・ウィリアムズに20歳でグランドスラム初優勝。ドラマにも関わらず、集中力を研ぎ澄まそうとした。とても謙虚で、常に感謝の気持ちがある。彼女が優勝してくれて幸せ」
「偉大!偉大よ!最高の試合で、最高の全米オープンを見せてくれました。素晴らしい。おめでとう!最も温かい感謝をブラジルより」
「あなたは偉大なチャンピオン」
「ナオミ、なんて品格なんだ」
「USオープンの観衆はどうなっているんだ。彼らとセリーナはナオミの品格に相応しくないよ」
グランドスラム優勝23回で絶対的なセリーナファンが目立ったスタンドから、ブーイングを浴びることもあった大坂は絶対アウエーの中で毅然と戦い抜いた。その姿には世界中で感動が巻き起こっていた。(THE ANSWER編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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