ある漁師が、深海から引き揚げた驚くべきルックスの生き物の動画をツイッターでシェアした。
それはミミズのようなボディをウネウネとさせながら、口元をクニュクニュと動かしている。牙っぽいものを出したり隠したりしながら、笑っているようにも見える。
まるで手のひらサイズの海洋性モンゴリアン・デス・ワームといった感じだ。
つまりはそういうことなので、ワームっぽいものが苦手な人は要注意警報を発令しておくね。
深海のトロール遠征をしている漁師たちは、普通の人が見たことのないような生き物が捕えられることがある。
光がほとんどささない、深く暗い海の底には、ミミズのようにのたうつ、こんな生物が人知れず生きているのだ。
深海生物なのに気圧で体が変化しない
深海で見つかる生物の多くは、高い水圧のかかる環境から急に低い気圧へと引き上げると、気圧傷害を起こして目が膨張したり、口から内臓が飛び出したりする。
だが、この生物はなんの障害も起こさなかった。
動画を見ると、この生物は口を大きく開け、まるで歯を見せて笑っているように見える頭を収縮させながら、身をよじっている。
途中に鳴き声のような音声が入っているが、これは投稿者のローマン・フェドルツソフが後から付け加えたものだ。この生物が鳴いたらこんな感じだろうと考えて、甲高いフェイク音を入れてみたという。
多毛類の一種か?
この生物の身元は特定できていないが、海洋多毛類の一種のように見える。体に多くの節をもつ多節虫で、1万種以上も種類があり、北極から熱水噴出孔まで、浅瀬や海底を問わずありとあらゆる海域に生息している。
大きさもそれこそいろいろいるが、共通しているのは、体の各節からムカデのように一対の足のような突起物が出ていることだ。これは剛毛と呼ばれるキチン質の毛だ。
恐ろし気な顔をしたオニイソメも多毛類の仲間だし、イバラカンザシ(クリスマスツリー・ワーム)のような優雅なものもいる。
・うわわわわ。水槽に体長1.2メートルの巨大なオニイソメが潜んでたけど1年間気が付かなかったよ(巨大ワーム注意) : カラパイア
まだまだ深海には不思議と謎が満ち溢れていて面白い。モンゴリアン・デス・ワームの正体も、案外深海の生き物が進化して陸生になったものだったりしたりしたら面白いな。
References:twitter/ written by konohazuku / edited by parumo
全文をカラパイアで読む:http://karapaia.com/archives/52267888.html
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
ぞわっと来たー
でかいイソメ
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